優れたビジネスパーソンは思いついたアイデアに予想される問題点と対応策をもって会議に臨む

from 西野浩輝

営業会議で、新製品の営業方針や既存商品の営業方針の変更等について話し合うことがあると思います。こういう会議にありがちなのが、長時間に及ぶ無駄な時間です。

長い時間会議をすることが目的となってしまっていることも、よくあることです。

営業会議を短くする方法

だらだらと続きその挙句に結論が先延ばしになるような営業会議を、時間を有効に使う会議に変えていくには、ただ一つのことを守ればよいのです。

それは「思い付きで発言しない」ということです。

会議中にふと思いついた考えがあるのなら、それを言葉にする前に考えられるリスクと対処方法をよく考えた上で発言することです。それをしないで発言してしまうと、論点が定まらない議論が延々と続くことになるからです。

思い付きを「準備済みの意見」に変化させる

たとえば「寒い時期のビール販売方法」がテーマだとして、ふと「寒い季節は温かい飲みものが売れるのだから、温かいビールを売り出してはどうか」と思いついたとします。

これをそのまま直ぐに口に出してしまうと大変なことになります。

「温めたときの味は?」、「炭酸が入っている飲み物を温めて大丈夫?」等という意見が出る一方で、「温めて美味しい味の研究は当年度の研究費予算から支出できるのか」、「温かいビールは本当に需要があるのか」、「価格はどうするのか?」、「保温機の設置費用はどのくらいなのか」、「どこの工場のラインを使うのか」」・・・という議論がバラバラと出され、収拾がつかないことになります。

そこで答えが直ぐに出ない問題点と今後の対応策についてざっくりと考え、それから発言すれば良いのです。そうすれば、正式に検討すべき内容なのかどうかという結論が直ぐにでます。

思いつきも「準備済み」に変えられれば、会議は長引きません。本当は皆が事前に意見をまとめて置くのがベストです。

事前準備をしておけば、会議で論点のかみ合わない議論が延々と続くことはないのですから。長時間話し合って、結論は先延ばしということにもなりません。

 

西野浩輝写真マーキュリッチ代表取締役
西野浩輝
「人は変われる!」をモットーに年間150日の企業研修をおこなう教育のプロフェッショナル。トップセールス・経営者・外資系勤務など、これまでの自身の経験を活かして、グローバルに活躍できるプレゼンター人材の輩出に取り組んでいる。
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