AsiaX掲載記事『成功への道しるべ』第8回(最終回)~アガリをコントロールするコツ~

多くの人が緊張してアガってしまうという経験をしていると思います。練習では上手く出来たのに、本番ではアガってしまって全く力を発揮できなかった。こんな時は悔しい思いやアガリ症の自分が嫌になったりという事もあると思います。でもアガリは「悪」ではありません。アガリとの付き合い方を覚えればあなたの味方になってくれます。

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弊社代表の西野がシンガポールの情報誌「Asiax」で『ビジネス4賢者が送る成功への道しるべ』で記事を連載しています。サイトを訪問してくださった皆さまに向けて、これまでの記事を随時更新していきます。

アガリをコントロールするコツ

あなたはアガリ症ですか?

少しでも「Yesかな?」と思った方はぜひこのあとの内容を読み進めてほしいと思います。

効果的なアガリへの対処に関して、2つの観点からお話します。考え方とやり方。

まずは、考え方からです。その根幹はズバリ「アガることはいいことである」というもの。私の指導経験上、多くの日本人は「何とかアガリを押さえることができればもっといいプレゼンができるのに・・」と思っています。

本当にそうでしょうか? 逆にあなたが聞き手になった時のことを考えてみてください。アガっている人を見て嫌な気持ちになりますか? そうではないと思います。見ていてちょっとしんどいけど、心の中で応援するはず。「頑張れ、頑張れ」と。そしてその『一生懸命さ』から、誠意さえ感じるのではないでしょうか?

実は聞き手視点で考えると、アガリはむしろいいことなのです。なぜなら仮に話し手がアガっていたとしても聞き手が「誠意があり、価値あるプレゼンだった」と思えば100点なのですから。

次は、やり方について。ここではまずアガることのデメリットを考えてみましょう。

話し方と内容の2つに分けられると思います。

話し方で言うと、笑顔がなくなり、声が小さくなり、滑舌が悪くなる。これに対してどう対処するか? 

答えは、『日常の習慣化』です。

日頃から笑顔で、ハキハキと話すように心がける。すると、人前でイッパイイッパイになっても日頃の癖で、笑顔で滑舌よく話すことになるわけです。

内容的なデメリットは、頭が真っ白になって言葉が出てこないといった点です。

これは、直前にしっかり声に出して練習すること。

要は、アガっても『口だけは勝手に動いてくれる』という状態を作ればいいのです。細切れにしてちょっとずつ練習すれば意外と時間は見つかるものです。

私自身、若い時はアガリ症にすごく悩んでいました。アガリを押さえるためにあらゆることをして、最終的に上記の結論に辿り着いたのです。実はいまだにアガリ症は治っていませんが、おかげで悩みではなくなりました。

究極にアガった経験

先日、久々に究極にアガった経験をしました。

アメリカのテンプル大学でMBA(経営学修士)のコースを終え、その卒業式でクラス代表としてのスピーチをしたときのこと。「一生に一回の晴れ舞台だし、クラスメートの思いも背負って立つことになる。下手なスピーチはできないな」と思ったら、それがプレッシャーになって超絶にアガってしまったのです。

ただ、そうなることを半ば予期して、当日までに50回~70回の練習をしました。

当日はどうだったかと言うと、出番が近付くと手足は震え、心臓はバクバク。スピーチがスタートしてもはじめの1分位は記憶が飛んでおり、あまり覚えていないくらいでした。

実際そのスピーチの出来はどうだったか?

手前味噌で恐縮ですが、終わってからたくさんの人に「Really Great Speech!」「今まで聞いた中で最高だった」と称賛の嵐。「すごく楽しそうに話していたね」と言ってくれた人も少なからずいました。

あとで自分でもビデオを見ましたが、確かにアガっているとは思えないように見えましたし、自分でも満足のいくスピーチができたと思います。

もしよろしければ、サイトを見てみてください。

正しい考え方のもとで適切な対処を行えば、アガリはむしろあなたの味方になってくれるのです。アガリとうまく付き合いつつ、自信を持ってプレゼンしましょう。

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