プレゼンの質向上はフィードバックの有無で変わる
拙著「これだけ!プレゼンの本質」でも書いたことですが、プレゼンテーションの向上にはフィードバックが欠かせません。
つまりおこなったプレゼンにアドバイスをもらうということ。
プレゼンの本などで勉強したり、プレゼンテーションセミナーなどでノウハウだけを学んでも、それだけでは上達しにくいのはここに原因があります。
実際にプレゼンをおこなうというプロセスと、そこへの軌道修正のアドバイスがなくてはなりません。
しかしアドバイスをもらうにしても、観点を持っていない人からの意見は必ずしも改善につながりません。
想像してみてください。たとえばあなたがゴルフを上達させたいとして、ゴルフが下手な人のアドバイスでうまくなれそうでしょうか?
そんなわけはありませんよね。つまりアドバイスの質がものを言うわけです。
フィードバックに質を求めているか?
にも関わらず、世のプレゼン練習の場ではめいめいが自分勝手なアドバイスをしているところが散見されます。
「最後に価格の優位性を入れた方がいい!」
といったことを言うわけですが、それはどういう観点のもとに言っているのか?その根拠がなければ、フィードバックは個人の感想の域を出ません。
また「もっと熱く語れ」みたいなことをアドバイスする方もいますが、そのフィードバックも抽象的。どうすればよいの方が伝わりません。
このことに気付かずに、観点を持たない人のアドバイスを受け入れればツギハギだらけのプレゼンになってしまいます。
本物のフィードバックとはあるべき形を知って、そこに近づけるもの
一方、プロのフィードバックは違います。
なされればなされるほど、プレゼンテーションは良質に改善され、聴き手のハートを掴むものになっていきます。
なぜそれができるかというと「プレゼンのあるべき形から逆算して、目の前のプレゼンのギャップを埋める」アドバイスがなされるからです。
ゴルフで言えば、理想的なフォームを知っているからこそ、それとのズレを見出し修正することができる。
逆に言えば、本当のフィードバックは聴き手を動かすプレゼンの理想形を知らない限りできないわけです。
理想のフォームも知らないのにフォームをいじれるわけがないのです。
本物のフィードバックを見る
プレゼンの理想形については他の記事で語るとして、理想系からの逆算フィードバックがどのようなものかをご覧いただきます。
単なる話し方や、構成だけのフィードバックとは根本的に違うことがご理解いただけるでしょう。
なおフィードバックをおこなうのはマーキュリッチ取締役の野村尚義です。
外資系生命保険会社 猪飼渚さんの場合
税理士 藤田功さんの場合
ファイナンシャルプランナー 帆苅剛さんの場合
臨床心理士 関屋裕希さんの場合
セミナー業 スズキヒカルさんの場合
どうせプレゼンスキルを高めるために研修やコンサルを考えるのであれば、ぜひ「誰からフィードバックを受けることが効果的か」を一考してみてください。