脱なんとなくの意思決定や思考停止の前例踏襲。
最適な道筋をえらぶ思考力を手に入れる

ロジカルシンキングはあらゆるビジネス活動の土台になるものです。
たとえば仕事における重要な判断をどうするか?
たとえば問題解決の企画をどう発想するか?

こうした場面での思考の品質を押し上げるために、本研修では「ロジックツリーといった思考ツールの理解に留まらない、実務的な思考トレーニング」をおこなっていきます。

仕事に使える論理思考とは何か?

論理思考とは何かについて辞書で調べると「論理に基づいて思考する能力という意味で用いられる表現。道理や道筋に則って思考を巡らせて結論を導いたり、あるいは複雑なことがらをわかりやすく説明したりできる能力」と記されています。直感的にわかりやすい表現とは言えないでしょう。

また、社員教育において必要なことは一般的な意味で「論理的思考ができるようになる」ことではなく、「ビジネス成果につながる論理的思考」ができるようになることでしょう。

ですので本研修において目指す論理的思考とは、以下のように定義しています。

最適な“意思決定”や“合意”をすることを目的に、筋道だった判断ができるように、情報を「分け」「揃え」「並べて」「つないで」考えること。

なぜこの定義で捉えると仕事で活かせるのか?
以下のなかでお話ししていきます。

ロジカルシンキング研修の特徴

実務を前提にした実践的な内容です

過去に研修等でロジックツリーを学んだ方が共通してよく言うセリフがあります。

「学んだロジックツリー、なかなか実務で使えない」

そしてロジックツリーはあくまで実務と切り離されたものと割りきって使うのをやめていくというのがよくあるパターンです。

そうしたことが起こるのは「研修中につかう演習がちょうどロジックツリーで切れるようにできている都合のよい設定だから」ということと「ツリーに内在する根底の考え方を教えられていない」ことに原因があります。

そこで当研修では、各受講者が実務で直面している課題そのものを題材とし、それを研修の場で料理します。講師のフィードバックの力量が試されるところですがそれを目にした瞬間、受講者は「自分が普段やっていたよりも適切に整理することができることを実感した」と深いインパクトとして受け止めるようになります。

ツールの知識付与ではなく、思考力を高めるためのトレーニングの場です

ロジカルシンキングの研修というと「ロジックツリー」「フレームワーク」「帰納法・演繹法」「MECE」といった思考のツールを学ぶのが通常です。

ただしそうしたツールは業務上で活用することが極めて難しく

  • 仕事の現場の情報はちょうどツリーやフレームワークで切れない
  • MECEにこだわると重箱の隅をつつくような話になる

といった声が受講者の間であがることになります。この課題を解決しなければ研修は絵にかいた餅になってしまいます。そもそも論理思考力とは

  • 複雑に入り組んだ情報を適切に分ける
  • 論理関係を丁寧にひとつづつ結ぶ
  • 思考や情報のモレがないように揃える

といったことを表します。ツールを使うことが論理思考ではありません。

当研修でも上記のようなツールの知識付与はおこないますが、より重点を置くのは思考力を鍛えるトレーニングを研修中におこなうことです。物事を分ける練習・論理の飛びに気づく練習・情報のモレに気づく練習などを通じて思考の筋肉を高めます。

互いの考えたロジックツリーの分析など、筋トレの材料には事欠きません。

ゴールと効果

あらゆる仕事の土台となる思考力を養う

本研修で学ぶ視点は

  • 整理できているか?あたまがごちゃごちゃのまま思考停止になっていないか?
  • 勘や経験や思い込みのせいで「AということはBだ」と短絡的に考えていないか?論理はしっかりと通っているか?
  • 考えの抜け漏れはないか?見落としている視点はないか?

といったどのような思考場面でも必要になってくるものです。 本研修は、日々の仕事の中でつい抜けもれてしまうこうした視点を強めるためのトレーニングジムとしての機能を発揮してくれます。

職場の課題発見や問題解決の精度をあげる礎になる

こうしたロジカルシンキングがもっとも活かされる機会が多いのは職場の課題発見・問題解決のシーンでしょう。目の前の自分自身のお困りごとに飛びついて、表裏の解決策を近視眼的にぶつけるのではなく、「最適の一手」を選び取るだけの力量をみにつける土台になってくれます。

課題発見・問題解決については専用プログラムをご用意していますが、その前段にこちらの研修を受講することはとても効果的です。

社内外での提案や説得の精度が高まる

たとえば営業担当者や技術者の顧客に対する説明が要領を得ないということはありませんか?話がわかりにくいかどうかの前に「その提案こそがいまの我々にとってなぜベストなのかが納得いかない。もっとよい選択肢があるのではないか?」と思わせてはいませんか?

受け手にとってベストでない提案をわかりやすく話したところで、もっと他にあるかもと思わせて終わりです。だからこそ”提案の受け手価値を徹底的に磨いてから、伝え方を考える”をおこなっていくことをお勧めします。そのための手段がこの研修です。

こんな場面にオススメ

〇新入社員に一番最初に「自分で考えることを植え付けたい」
〇顧客への提案が過去の焼き直しになっていて、もっと考えた提案をさせたい
〇日々の業務上の判断を直感や感情や右へ倣えで決めてしまう人たちをなんとかしたい
〇部下への指示・指導があやふやで、具体的な指示ができないリーダーを強化したい

講師紹介

prof-01マーキュリッチ取締役
野村尚義
15年間で20,000人のプレゼンを指導してきたプレゼン・アドバイザー。いつも選ばれ続けるトップ1%のプレゼンの分析から、成果直結型のメソッド"ダイヤモンド・プレゼンテーション戦略"を体系化し、それを用いた指導をおこなっている。
野村著書写真

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西野浩輝写真マーキュリッチ代表取締役
西野浩輝
「人は変われる!」をモットーに年間150日の企業研修をおこなう教育のプロフェッショナル。トップセールス・経営者・外資系勤務など、これまでの自身の経験を活かして、グローバルに活躍できるプレゼンター人材の輩出に取り組んでいる。
西野著書写真

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