在宅ワーク・集中仕事術 3回シリーズ ~ 第2回 心理学に基づいたタイマー活用術 ~

時間を計るツールとして用いられる「タイマー」をテレワーク中に活用する事で、仕事のモチベーションと生産性を向上させる方法があります。シリーズ第2回目は心理学に基づき実証済みの方法を2つお伝えします。

from 西野浩輝

タイマーが鳴ったら、無理やり○○する

タイマーはお手軽で、かつ非常に使い勝手が良い。

おそらく最も一般的な用途が、「時間をセットし、それまでに『いちタスク』を終えようと頑張ることで、集中力を高める」というものではないでしょうか?

いわゆる、タイムトライアル効果を狙った使い方です。

ただし、これだけだともったいない。

もっと大きな効果が見込めるやり方を2つ紹介しましょう。

1つは、あらかじめセットした時間にタイマーが鳴ったら、無理やり休憩するというもの。

ちなみに、セットする時間は、30-60分後くらいが目安です。

仮にタスクが終わってなくても、時間が来たらストップします。

人は中途半端な状態が嫌いなので、気持ち悪い感覚を持つことになる。

実は、これが味噌なのです。

休憩後、その「気持ち悪さ」を解消するために、ロケットスタートすることになり、一気に集中モードに入れます。

この現象を心理学で「ツァイガルニク効果」と呼び、学術的にも実証済みです。

さらにこの「ツァイガルニク効果にもとづいたタイマー活用法」には副次的効果があります。

頻繁に休憩することが、脳と体のリフレッシュにつながり、集中力がより長く持続するのです。

やる気が起きない時に有効なタイマーの使い方

ご紹介したいもうひとつは、どうしてもやる気が起きないときに、タイマーを使って脳のスイッチをオンにする方法です。

セットする時間は、5分~10分くらいの短めがいいでしょう。

「タイマーが鳴ったらやめよう」と自分に言い聞かせて、ハードルを大きく下げた上で、とりあえず始めます。

ところが3-4分続けると、脳内に「ドーパミン」というやる気物質が出て、ノッテきます。

そうなると、いつの間にか「ゾーン状態(専門用語では「フロー」と言います)に入り、集中しているというわけです。

この現象を心理学では「作業興奮」と言い、やはり理にかなっているのです。

ちなみに、私は愛用のタイマーを使い、大きめのアラーム音を鳴らしています。

職場でうるさい音を鳴らすとひんしゅくですが、自宅なら大丈夫。

大きい音のほうが、無理やり仕事から自分を引き離してくれて、休憩に入りやすくなります。

参考までに。

 

西野浩輝写真マーキュリッチ代表取締役
西野浩輝
「人は変われる!」をモットーに年間150日の企業研修をおこなう教育のプロフェッショナル。トップセールス・経営者・外資系勤務など、これまでの自身の経験を活かして、グローバルに活躍できるプレゼンター人材の輩出に取り組んでいる。
西野著書写真

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