米テンプル大学2015 卒業生代表スピーチ 西野浩輝

2015年6月7日、マーキュリッチ代表西野浩輝が米テンプル大学を卒業し、式典にて卒業生代表スピーチを行いました。スピーチ全文を日本語訳でお送りします。

2015年6月7日、マーキュリッチ代表西野浩輝が米テンプル大学を卒業し、式典にて学部と大学院課程(教育学・エグゼクティブMBA・ロースクール)の代表の一人として、スピーチを行いました。

その際の原稿をホームページにお越しいただいた皆さまと共有させていただきます。 

私には夢がありました

セオボルド総長、教授陣、ご来賓のみなさま、卒業する学生のみなさん、私は今日ここでテンプル大学ジャパンキャンパス エグゼクティブMBAプログラムの2015年卒業生を代表して、ごあいさつ申しあげることを大変光栄に思います。

 個人的な話で恐縮ですが、私には夢がありました。それは権威ある米国の大学でMBAを取得すること。私の「アメリカン・ドリーム」でした。

しかし、成し遂げるのは極めて厳しいことと知っていましたので、気持ちを固めるまでなんと25年もかかりました。そしてついに、私は決意を持って大きなステップを踏み出しました。この一流の教育機関、テンプル大学で自分自身に挑むことを。

鼻持ちならない奴ら?

私たち20名のクラスメート全員が自身のビジョンと大志を抱いていたに違いなく、2013年にともにこのMBAという高い山を登り始めたのでした。

かつて私がMBAの学生にどのようなイメージを持っていたと思いますか?アグレッシブで、自惚れ屋で、鼻もちならないやつ。更に悪いことに、このプログラムは「エグゼクティブMBA」と名前がついていました(笑)。

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クラスメートのみなさん、本当にあなたたちが恐いと思っていたんですよ。

 

授業が始まると、私の不安はまったく裏切られました、いい意味で。みなさん、本当にかっこいい!成熟していて、バランス感覚に優れ、かつ愛嬌も抜群でした。

クラスメートたちと、時にもがきながら協働するのはとてもエキサイティングで刺激的でした。私たちは年齢、バックグラウンド、国籍とも皆違います。

米国、インド、スリランカ、ドイツ、タイ、ブラジル、日本と、世界のあらゆるところから集まっていました。

MBAという山岳探検

 私たちは会計、金融、マーケティング、グローバル経営など広範囲にわたる科目を履修しました。授業はとてつもなく価値あるものでしたが、恐ろしくタフでもありました。

もっとも苦しかったのは、膨大な量のリーディング課題でした!分厚い教科書、ケーススタディ、その他参考資料…かばんはいつもいっぱいで、ずっしりでした。

私たちには、とてもよいウェイト・トレーニングのようでした。そのおかげで皆、少しだけ筋肉質になりました。私、ロッキー西野は、映画「ロッキー」の「ロッキー・バルボア」にわずかながら近づきました(笑)。

 

私たちのMBAという山岳探険の中で、もっとも厳しい猛吹雪は「統計学」と呼ばれる科目でした。難解な概念や専門用語だらけでさまよったこと、みんな覚えてる?シグマ、標準偏差、変数…。私たちの脳の控えめなCPUはほぼ凍結停止状態でしたね。

ともあれ、私たちはなんとか乗り切りました。

多くを犠牲にしたこの時間

私たちは多くを犠牲にしました。休暇、趣味、家族との時間。このMBAのために何時間投資したか想像できますか?私は計算しました。

約2,000時間!平均的な日本のビジネスパーソンは年間1,900時間働きます。それと比較すると、私達はなんと多大な「機会コスト」を被ったことか!

 しかしながら、この犠牲は報われます。さぁ、今度は私たちが愛する家族と社会に還元する時が来たのです。

 

MBAを修了したことのほかに、私達の仲間が成し遂げた素晴らしい功績をいくつかご紹介できることを大変うれしく思います。既にヘッドハンティングを受けて引き抜かれ、キャリアアップの道を登り始めた人が何人かいます。カップルが2組結婚、また驚くことに、赤ちゃんが生まれたメンバーも2人います。

MBAと通常の仕事で超多忙なスケジュールをこなしながら、なんと更なる素晴らしい仕事もやってのけました。彼らはもう一つのMBA、”子作り修士”をも成し遂げたのです(笑)

支えてくれたみなさんのおかげで

周囲の人々からの心強いサポートなしには、私たちの学位取得は叶わなかったでしょう。私たちは優秀な教授陣に恵まれて、大変幸運でした。最高品質の授業に加え、先生方は熱心にもボランティアベースで補習までしてくださったのです。

本当にためになりました。感謝の言葉をいくら述べても足りません。  

悲しいことに、恩師のおひとりであるキャサリーン・ダール・バノン教授がこの春逝去されました。クラスメートを代表して、深い哀悼の意を表します。バノン教授、教えていただいたことは私たちそれぞれの胸に刻まれ、ご教示を最大限に活かすことをお約束します。 

 

またテンプル大学のスタッフのみなさんにも、心のこもった温かいサポートに感謝の意を表したいと思います。森美樹也ディレクター、ジャクリーン・オオサワさん、青木美恵子さん、本当にありがとうございます。

そして、クラスメートのみなさん。あなたたちなしでは、私はこの頂に到達することはできなかったでしょう。みなさんは、キャリアと自己実現を求めて更に高い山々を登っていくことでしょう。輝かしい未来に期待しましょう。

もしも25年前に

もし25年遡って、誰かが私に「あなたの夢、テンプル大学のMBAに挑戦しますか?」という質問をしたとします。私の答えは間違いなく「いいえ!」です。なぜならもし25年前に始めていたら、このとき、この場所で、こんな素晴らしい人たちに出会うことができなかったから。

結びに、敬意をこめてこの言葉を継承したいと思います。卒業式総代のスピーチで、過去2名のMBAの先輩が使った言葉です。

「2015年のクラスのみなさん、本当におめでとう。そして、これから一生涯にわたる友情とお付き合いをよろしくお願いいたします。」

テンプルよ、永遠に!

ありがとうございました。

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