本日、ドラッカー勉強会というものに参加しました。ドラッカー

各自が図の書籍の該当ページを事前に読んできて、お互いの意見をディスカッションしあうというスタイル。

今回このやり方の中に、企業の研修後の効果定着化を実現するタネを見つけたのでシェアします。

ずばり、ポイントは

「アウトプットを前提としてインプットするからこそ意味がある」

です。

勉強会のスタイルについて

 スタイルとしては、週に1回45分という比較的お手軽な形式。

あと大きな特徴は朝活であるということ。6:15-7:00の時間帯です。

もうひとつ面白いのは、skypeを用いたリモート勉強会であるということ。
(skypeとはインターネットを介した無料の電話会議のようなものです)

東京以外に住んでいる方にとっては、場所の制約なく参加できる。

東京にいる方にとっても、移動時間を投資することなく勉強会に参加できる。

参加のハードルが低いということは、足を一歩踏み出すためにも、継続するためにも大切なことだと思います。

お題は、先ほど言ったとおり、ドラッカー365の金言

7つのドラッカーのことばを読んできて、その感想を用意しておく。

そして、参加者(4名1組)が45分の間に、7つのことばそれぞれについて感想を述べていくというスタイルです。

勉強会の何がよいのか?

さて、ではこの勉強会の何がよいのか?

2つの意味での強制力が働くところが素晴らしいと思います。

1)勉強会当日までに、本を読まざるを得ない

2)発表ができるくらい、深く読まざるを得ない

1はわかりやすいから割愛するとして、2が特に重要です。

本は読めばよいわけでなく、理解し、自分の思考と融合して、行動に落とし込めるようにならなければならない。

その点、考えたことをアウトプットすることが前提で読むわけですから、ただ字面を追うということができないわけです。

今回つよく感じたのが、ドラッカーのことばは難しい。

つい、表面だけを追って、満足してしまいそうになります。

そうさせない仕組みがうまく機能していると感じました。

どう、自社の教育に活かすか?

ではこの勉強会というメカニズムをどのように研修後のフォローアップに用いるか?

私のおすすめは、ランチ勉強会です。

昼食時間に45分のランチ勉強会をおこなうというもの。

食べやすいサンドイッチなどを片手におこなうわけです。

就業時間中や終業後に比べて、融通が利きやすく、受講者の上司のOKもとりやすい。

ただ、ランチ代だけはぜひ人事部門で持ってあげてください。

そして、勉強会のテーマは・・・。

もちろん、研修でおこなったテーマについての書籍がふさわしいわけです。

当社のプレゼンテーション研修をご実施いただいた企業さまでしたら、私の著書「これだけ!プレゼンの本質」をぜひおすすめいたします(宣伝)。