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from 西野浩輝

夏になると水着になるために、急に体を鍛える人っていますよね。普段全く運動をしない人がそこそこ運動すると、エネルギー消費量が増えて減量できるからです。

でも、筋肉量はそんなに増えません。それには、理由があります。

例えば腕立て伏せですが、もう疲れてダメだという時点でやめると、筋肉が疲労するだけなのです。
筋肉を増やすには、もうダメというところからどれだけ頑張れるかなのです。

営業ノルマ未達の状況でわかる営業マンの力

四半期のノルマの達成状況が30%というとき、残り1か月で何をするのかで、その人の営業マンとしての力がわかります。

一般的には、ノルマ達成は無理だと思いながらも、そこそこの努力をするのでしょう。ノルマ達成は無理だと思っていますから、モチベーションは高くはないでしょう。

しかし、最後までもがく営業マンがいます。

何とかノルマを達成しようと、ありとあらゆる努力をします。ダメでもともとの意気込みですから、あらゆる手段を駆使して試します。

もしも予算を達成できなかったとしても、後者の営業マンには、「力」がついています。営業マンとしての「筋肉」が増えているのです。

もうダメかもしれないという状況で諦めてしまうと、残ったのは疲労だけです。ところがもがいた営業マンには、「営業の力」という筋肉が付いたのです。

営業ノルマを達成させる

「営業ノルマを達成させるんだ」という強い思いがなければ、営業マンとして失格と言われてもしょうがないでしょう。

人は目標に近づく努力はできますが、何もなければ努力はしません。オリンピックで金メダルを取るために、血のにじむような努力はできます。

しかし、「いや、水泳が好きなんですよ、それだけです」と言って、オリンピック選手と同じ練習を毎日繰り返すことができる人はいないのです。

営業ノルマを達成させるという目標を掲げ、努力することで、次以降にその経験を活かすことができます。

こうすれば良いという引き出しがどんどん増えるのです。
頭の中の引き出しが増えれば増えるほど、ノルマ達成はより可能となるという良い循環を生み出すことができます。