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プレゼンテーションスキル習得

「西野さんって関西人だし、もともとしゃべるの上手かったんでしょ?」
「今のプレゼンテーション能力は、努力で身につけたというよりも、元々の素質なんじゃないですか?」
時々、そういったことを言われて、少々ムッとしてしまうことがあります。

関西人だからもともと上手い?素質?とんでもない!
結構、努力を積み重ねてプレゼンノウハウを体系化してきたんです。

当然の話ですが、昔は今と比べて、プレゼン下手でした。
多少、並よりはしゃべれたかもしれませんが、それは全くプレゼンテーションと呼べるレベルのものではなかったですね。
言わば「クラスのなかでちょっと面白いやつ」程度のものでした。

それが、あることをきっかけに「人前でキチンと話せるようになりたい」と強く思うようになったのです。

きっかけは学生時代まで遡ります。
大学院の時、インターンとして3ヶ月ほどスイスに滞在しました。
当時お世話になったのが、ジュネーブ大学の研究室でした。

スイスでコテンパンにされたことがきっかけなんです

実質は交換留学生に毛の生えたようなものだったのですが、一応名目上はインターンなので、平日は研究室にこもって働いていたのですが、週末は休めるので、色々なイベント等に顔をだしたりしていました。

特に印象的だったのが、「世界各国の学生が集まって、あるテーマのもとにディスカッションをおこなう」というスタイルのものでした。
そのプロセスがこうです。まず何人かが他のメンバーの前でプレゼンをし、そのプレゼンテーションのテーマについて全員でディスカッションする。

要は、最初にテーマとなるプレゼンありきなワケです。そのプレゼンテーションのクオリティ次第でディスカッションの内容まで大きく影響を受けてしまう。
で、このプレゼンテーションが私には衝撃的だったんです。

いわば、手が届かないほどのプレゼン力の差を見せ付けられました。
欧米から来た学生連中のうまいこと、うまいこと!
当時はプレゼンを見る眼を持っていなかったので、どこがどう上手かったかというのは覚えていないのですが、もうその差は歴然でした。

そんなのを見ちゃうと、ほんとに私を含めた日本人のプレゼンは目も当てられない。
さすがに、彼らと比べてヘタクソであることくらいは自覚できるので、余計に上手い連中の目が気になるんです。
「アイツら、ニヤニヤしやがって、俺のプレゼンを聞いて笑ってんのか」なんて考えてしまって、正直、その場から逃げ出したかったです。

くやしかった。本当にくやしかった。。
それなりにしゃべれる気になっていただけに、天狗になっていた自分が腹立たしかったです。
そして、その時に私は誓ったんです。

「絶対コイツらより、うまいプレゼンテーターになってやる!」
「世界一のプレゼンテーターになるんだ!」

それから、私の長い長い「プレゼン『リベンジ』ヒストリー」が始まったのでした。

リクルートでは面白い思いをさせてもらいました

その後、帰国して、「リクルート」という会社に入社します。
実はその頃には、上記の「スイスの誓い」は完全に頭から抜けてたんですね。

ところが、この「リクルート」という会社が非常に面白かったんです。
職場に配属されてすぐ、上司に言われた言葉です。
「西野、この会社では『成果をあげる』だけでは不十分だ。その成果を自分から十分にアピールできないと、誰もその成果を認めてくれないぞ」
つまり、成果はプレゼンテーションしおえて初めての成果だということ。

言い換えれば、「成果を上げて、うまいプレゼンができる」ヤツはヒーローになれたということなのです。
そして、そういう社風だけにプレゼンがうまい人もたくさんいましたし、お手本探しには事欠かなかったですね。

その社風はなかなか私に合っていて、「よし、まずはこの会社でナンバーワンになるぞ!」と、かなり躍起になってプレゼンに打ち込みました。それこそ、『成果を出す』ことよりも『プレゼン』のほうにパワーが入っていたくらいに(笑)
だから、そういった人前で話す機会には、真っ先に手をあげていました。

いま考えれば、まだまだ荒削りだったのですが、入社数年目頃には自分のプレゼンに自信を持ち始めていましたね。
色々とあるスピーチの機会等に名指しで指名を受けたりするようになっていましたし。

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