研修を導入した理由(プレゼン能力を伸ばしたいと思った背景)

2004年から、自由応募の形式でプレゼンテーション研修を導入しています。

弊社はITサービスを提供する企業であり、一にも二にも「人材」が資産でして…といいつつ、会社合併やオフィス移転その他の事情により、一時新規の研修企画に手が回らない時期がありました。プレゼン研修を導入したのは、その後、再び研修を充実させつつあった時期に当たります。

プレゼンスキルは営業であろうとSEであろうと、職種を問わず必要とされるスキルであると考えていましたし、実際、プレゼン研修は社員の希望する研修の常に上位にマークされていましたので、研修の整備を進めていく中で、プレゼンテーションをテーマとすることに特に迷いはありませんでした。

なぜマーキュリッチのプレゼンテーション研修だったのか?

プレゼン研修の導入を決めてから、色々な会社さんのサービスを検討しました。

中には全然ピンと来ないものもありましたが、幾つか候補に残った会社さんのサービスはおそらく、それぞれに素晴らしいものだったに違いないと思います。
最後はまあ、いわゆる時の運で、たまたまタイミングが合って参加させて頂いたマーキュリッチの体験会が良かったということです。よく練られた構成は納得の行くものでしたし、何より西野さんのハンドリングが抜群にお上手でした。

もう一つ重要な要素として、プレゼンテーションは単なる発表技術ではなく、重要なコミュニケーションスキルであるという明快な定義は、自分の考えとも一致するものであり、そこに大いに共感したということが挙げられます。もっとも、今となってはそれが自分の考えだったのか、実はその時の体験会で教えてもらったものなのか、少々怪しくなってきていますが…(笑)

まあ普通、どんな業務あるいはどんな職場も、人と人とのコミュニケーション抜きでは成り立ちません。コミュニケーション力の強化は単に仕事をうまく回すだけではなく、社員が生き生きと働ける環境の実現、社内活性化にも繋がるテーマです。

そう考えると、プレゼン研修もたかがスキル研修と侮ることは出来ませんね(決して侮っている訳ではありません、念のため)。

研修を実施してみての感想・受講者の評価と変化

参加者の反応は大変良く、手応えを感じます。

参加希望者も年々増えており、2年連続で当初予定よりコース数を増やして実施しました。
実技中心であること、5~6名の少人数で緊張感があることが大きなポイントと思います。ビデオを使用して自分のプレゼンを見られることで、自分の欠点がよく分かったという参加者も多いです。

研修を傍聴していていつも感心させられるのは、参加者の実演に対する講師からの指摘やアドバイスが実に具体的で的を射ていることです。
講師の西野さんにはプロとしての周到な仕事ぶりに私自身いつも横からこっそり勉強させてもらっており、この場をお借りして御礼を申し上げたいと思います。

良いことばかり書きましたが、もちろん実際にやってみれば課題と感じる点も出て来ます。
しかし同時に、それらは毎回レビューを行うことで着実に改善してきていることも感じています。今はまだ受講者の母数も小さく、この研修によって社内がどうなったと言える状況ではありませんが、引き続き地道にブラッシュアップを重ねつつ、プレゼンの素地を社内に根付かせて行きたいと考えているところです。

─ インフォコム様、貴重なお話をお寄せいただき、ありがとうございました。